2009年6月16日火曜日

「もう一度行きたくなる教会」の日本語版リリース!

ハレルヤ!
「もう一度行きたくなる教会:ウェイン・コデイロ著」の日本語版の販売が決定しました!今回、DCATカンファレンス会場にて書店に先駆け先行販売されます。そしてブログをご覧の皆様だけに、なんと!その一部を公開します!!  この続きは是非DCAT会場で販売される本をお求めください!




The Encore Church もう一度行きたくなる教会 
著者:ウェイン・コデイロ


 第1章 感謝の心 
忙しい日常から離れてゆっくりと時間を取り、日の出を見ながら深呼吸をしたことがありますか?
 ゾウの形をした雲を 最後に眺めたのはいつでしたか? もうそんなことはしなくなってしまったという方も多いのではないでしょうか。しなければいけないことは毎日山のようにあ りますから、後ろめたい思いなしにはゆっくりと雲を眺めることもできないかもしれません。しかし、このような忙しさに押し流されてしまうと、永遠へと続く 真理を見失ってしまいます。人生は脇目も振らず全速力で駆け抜けるものではありません。感謝の心は、足を止めた時にこそ育つものなのです。
 以前、昔のユダヤ教のラビが言ったことわざを読んだことがあるのですが、そのことばはいまだに強い力を持って私に迫ってきます。

「神は、人が楽しむようにとすべてのものをお造りくださった。あなたが神のみもとに行った時、あなたが楽しむことを拒んだ一つ一つのことについて神は説明を求められるだろう」*

*Rabbi Noah Weinberg, “5 Levels of Pleasure”, New York: Select Books

 「もう一度行きたくなる教会」の第1の原則は、感謝の心です。
 感謝の心は、足を止めて虹を眺めたり、夕焼けに目を留めたりすることなしには育 ちません。私は今、そのことを学んでいます。そうして時間を取る時、以前にはなかった心の底からの感謝の気持ちがわき上がってくるのを感じます。そんな時 には、息をしていること、数々の得難い友人がいること、そして罪が赦されていることなど、私には受ける資格がないのにもかかわらず、これらのものが与えら れていることを改めて噛み締めます。
 神様が何にも増して一番気にかけておられるのは、私たちが感謝の心を持っているかどうかだと私は思います。


◎停止信号
 神様は時に、私たちがリズムを整えてもう一度正しい状態に戻ることができるように、「止まれ」の命令を送って、先を急ごうとする私たちの足を止められることがあります。
  つい最近、神様は私にも停止信号を送られました。数か月の間、胸部に痛みを覚えていたのですが、医者に診察してもらったところ、心臓に3つも血栓ができて いることが分かったのです。私は一番の飛行機ですぐにカリフォルニアのスタンフォード大学付属病院に移送され、手術を受けました。幸い手術は成功し、4日 後には療養のためオレゴンにいる娘たちの農場を訪ねました。そこには娘夫婦、孫2人、もう1人の娘、ニワトリ13羽、犬3匹、猫4匹、それから牛1頭が一 緒に暮らしています。
 私は秋という季節が大好きです。朝にはもやがうっすらと辺りをおおい、それが次第に晴れて、昼には輝かしい晴天となってい きます。少し肌寒く、引き締まるような朝焼けの時間がだんだんと穏やかな光に包まれていき、そっと体を温めてくれる。そんな朝には、内側から力がわき出て くるような気がします。
 農場に行っても私の血圧はまだ上がらず、すぐに消耗してしまう状態でしたが、私への神様の命令は、魂を静めて、生きてい ることを感謝することでしたから、私は努めてゆっくりすることにして、10月初旬のある日の朝、車に乗って近くの喫茶店までデボーションをしに出かけまし た。
 牧場にはまるで柔らかな綿のように朝霧がかかっています。辺りの丘を巡るようにもやが流れてくる様子は、まるで次第に消えゆく煙を残して汽 車が走り去っていったかのようです。そしてゆっくりと幕が上がるように霧が晴れていき、青々とした杉の木々が姿を現します。私はそれを見て「山々も、こ ぞって主の御前で喜び歌え」(詩篇98篇8節)という聖書のことばを思い出しました。
 そこに太陽の光が差し、朝の到来を告げます。
 近くの湖の水面からは、細いリボンのように霧が立ち上り、まるで朝の光の中で妖精たちが喜び踊っているかのようです。私はアーサー王伝説に出てくるキャメロットの騎士になって、霧の中から湖の淑女が現れ出てくるのを目撃しているような気分になりました。
 家の前の道沿いには松の並木があり、その枝には細やかに織られたクモの巣が朝露に彩られ、朝の光を受けて輝いています。梢の先の方にも小さなクモの巣がかかっていて、クリスマスツリーの雪の飾りのような姿を見せています。
 空を見上げると、渡り鳥が編隊を作って飛んで行きます。空高く滑空するその姿は息をのむほど荘厳で美しいものです。見ているとその群れは近くの湖へと下りて行きました。ひな鳥たちのために魚を捕るのでしょう。
  農場では普通に見られる初秋の風景かもしれません。しかしその朝の眺めは、神の御業の輝きを表現する天使のミュージカルが幕を開けたかのように思われたの です。私は神の偉大な御業に包み込まれていました。そして心からの感謝とともに、心と魂が洗われるのを感じたのでした。



◎そばにおられる神様を感じる
 神様の御業は田舎でしか見られないものではありません。足を止めて見ようとしさえすれば、どこにでもあふれています。感謝の心は、生活の中から忙しさを取り除いて初めて見いだすことができるのです。
 耳を澄ましてください……
  孫の笑い声の中に、神様の喜びが聞こえます。週末の集会の中に、神様の笑顔を感じます。家の近くのヤシの木がそよぐ時、神様が満足のため息をつくのが聞こ えます。そしてまた、私は新たな感謝の気持ちに満たされます。神様の御業のすばらしさに打たれることをやめては絶対にいけないと、私は自分に言い聞かせて います。

「もう一度行きたくなる教会」の第1の原則は、感謝の心です。

 13年前、ニューホープ・オアフは何もないと ころから始まりました。私たちはいまだに礼拝堂に恵まれておらず、近くの高校で礼拝を持っていますから、チームが毎週テントを設営し、5回の礼拝の後それ を片づけています。他にも9箇所で同じような光景が毎週繰り広げられています。ニューホープでは、毎週の礼拝は1500人ものボランティアの助けに支えら れているのです。
 私たちはあちこちの場所で礼拝をしていますが、キリストに対する思いとお互いへの愛と礼拝の中継映像でひとつの家族になっています。ニューホープ・オアフは、10の枝教会と力を合わせて、ハワイの美しい島々に神様の愛というすばらしい知らせを届けようと努力しています。
  他の教会にはあるものが、ニューホープにはないかもしれません。でも私たちには感謝があります。ハワイの地価は高騰していますから、1エーカー(約 4000平方メートル)の土地を購入するのに250万ドルかかります。ニューホープのサイズを考えると少なくとも20エーカーは必要ですから、単純計算で 5千万ドルになります。これでようやくスタート地点に立てるのです。また、もしこれだけのお金があったとしても、ホノルル近郊で20エーカーものまとまっ た土地を見つけるのはまさに奇蹟を願うに等しい難しさです。
 持っていないものについて不平を言うこともできました。しかし私たちは、すでに与えられているものについて感謝することを選び取りました。

  感謝の心と、ありがたいという気持ちは違います。もちろんどちらも大切です。しかし、ありがたいという気持ちは、何か自分のためにしてもらったり、思い通 りに物事が運んだり、プレゼントや昇進といった良いことがあった時の心の動きで、言うなれば祝福に対する喜びの反応のようなものです。
 それに対 して感謝の心は、意識的に育てなくてはなりません。もっと精神的なものであり、心の態度です。感謝の心を持つ人は、物事が思い通りにいってもいかなくても 感謝を失うことはありませんし、何ももらわなくても満ち足りています。どんな状況でも静かに「感謝です」と言い、祝福の約束が与えられなくても賛美を歌 い、神様のくださるものは何でも確信を持って受け取ることができます。
 ニューホープは若い人向けの教会ではありませんし、年輪を経た人たちのた めの教会でもありません。この教会はキリストが選んで招待してくださった人たちの集まりであり、私たちは神様の決断に関しては何も口出しをしないことに決 めています。ですから私たちは、パリッとした三つ揃いのスーツを着ていようと車イスを使っていようと、来た人はみな受け入れます。神様がこの人たちを迎え なさいと言われたのですから、私たちはただそれに従うだけです。
 ある時のことです。礼拝も終わりに近づいたころ、何人かの人たちが「そうです、 主よ!」と声を上げました。後ろの方からも「そうです、主よ!」とうなるような声が聞こえてきますし、前の方でも「そうです、主よ!」という声がします。 さらに何人かの声が続いた後、牧師が会衆を静めて、「みなさん、お祈りをしましょう」と言いました。みなが静かに頭を垂れると、牧師は声を強めてこう祈り ました。「神様。私たちはあなたに前もってお答えしました。あなたがどんな命令をくださっても、私たちの答えは常に変わりません。『そうです、主よ!』と 言ってあなたに従います!」
 感謝の心は、恵みを受ける前の心のあり方です。神様のご命令を受ける前から「はい」と答える準備ができていることです。感謝の心によって、他の人には見えないものを見、他の人には喜べないものも喜んで受け取ることができるのです。................



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